生きる力を身に付けるためには、健全なメンタルを身に付ける必要があります。その方法を論理的に理解して、実践していくことが必要です。自らが実感することが何より大切です。一緒に健全なメンタルを手に入れましょう。
2年前に、自閉症スペクトラムを伴う中学生B子に提供したプログラムを紹介します。
生活リズムを整える
B子さんと、毎週1回1時間スカイプやラインを通じた会話を試みました。会話内容は、一日の生活時間を決めたり、不安なことや、進学に期待する思いなどさまざまなことを聞いています。特に、指示的なアドバイスは行いません。人と話すことは、気持ちの安定につながります。
生活リズム(起床時間、昼食、消灯時間)管理
・進学への不安、友人への思い
・好きな学習科目
自信をもたせること
好きな時間を誰かが共有することで、前向きな気持ちになれます。そんな時間をA子さんと一緒に過ごせるよう、工夫しました。
・好きな学習に集中する
・創作活動に取組む(絵を描く、音楽を聴く)
全体のプログラムは、心身バランスの改善が図れるよう、以下の10項目に取組んでいます。
【身体編】
1.習慣化
2.瞑想の仕方※「つどつど効果」
3.バランスの良い目の使い方
4.朝起きて熱めのシャワーを浴びる
5.身体を鍛える(お勧めの書籍)
脳を鍛えるには運動しかない! 最新科学でわかった脳細胞の増やし方
【心編】
1.毎日の習慣化(NHKラジオを毎日聞くなど)(お勧めの書籍:習慣の力
2.アクティブラーニング(個人、他人)
3.読書
4.創作活動日記をつける(交換日記、自分日記)
5.ワーキングメモリを鍛える